お祭りと嫁

明日は待ちに待ったお祭りの日

いつも通りに夜中に仕事が終わって帰宅。

いつも通りに音を立てずに玄関のドアを開け、寝ている嫁と娘を起こさないように、リビングへ。

もちろん、いつも通りにご飯が用意されてることはない。特に何の悲しい感情なんてない。いつも通りだから。たまに、娘の夜ご飯の残りが用意されてるときは嬉しい!パンの耳とかでも。。

音を立てないように料理を作るのは大変!まな板包丁は基本厳禁。固いものなんて切るのは正気の沙汰ではない。フライパンで物を焼くときは蓋をするのがおすすめ。揚げ物もおすすめ。意外とうるさくないみたいです。朝起きたら、油臭いと言われますが。そんなことより、朝早いから早く眠らなければと布団に入る。さすがに起こしてくれるだろうと思いながら。。

「パパ起こす?」

「いいから、ほっときなさい!」

寝ぼけながら、そんな声がリビングから聞こえてきた。あー起こしてくれるだなーと思いながら、ウトウト。

はっ!となって、飛び起きると家の中には気配がしない。置いてかれた!みんな楽しみにしてたのに、悪いことしたと思い、急いで支度をして駅前へ。

駅前では、年に一回のお祭りで人だらけ。

嫁と娘が立ち寄りそうな場所を順番に回ってみる。まだいるはずだと思いながら、一軒一軒みて回る。お祭りのビールって、なんでこんなに高いのか?と思い、少ない小遣いだからコンビニでビールを買うことに。だいぶ安上がりだ。

これ美味しそうだなーとか、娘はこれ欲しいんじゃないんだろーか?とか考えながら、ひたすら探しながらお店を回る。

そんなこんなで30分は経っただろうか。

嫁からの電話が。。

「あんた、どこにいるの?」

「お祭りに来てるよ!」

ドッキリさせようと連絡していなかったが、まさかの嫁からの電話。

「は?もう家にいるから早く帰ってこい」

お祭りで一緒に見て回れなかったのは残念だか、やっぱり家族で一緒にいることが幸せだと感じた夏の思い出。